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ビジュアルノベル開発ディレクション その④

ビジュアルノベル部のまきなです。

みなさんビジュアルノベル作ってますか? 今日の記事ではビジュアルノベルを作ったことがない方向けに、制作する上でのディレクションのお話をします。

今回は第4回目、怖がらず外注をしてみようについてです。

 

『初めての人向け ビジュアルノベル開発ディレクション』

4.怖がらず外注をしてみよう

3行まとめ

・外注とは外部注文の略

・依頼の仕方は千差万別

・納品物をしっかりと決めよう

○ "外注"って何?

 外注って何でしょうか。

外注という言葉は様々な現場で使われており、同人活動の中でも使われている場面が多いです。正式名称を外部注文と言いますが、使われる場面によって詳細な意味は異なります。

ただしどの場面でも『自身の作業を外部に注文する』という意味合いで使われており、趣味での活動であればそういった意味であると理解しておけば問題ないでしょう。

このブログではわかりやすさの観点から"外注"という呼称で統一し話を進めます。

○ 外注するとどうなる?

 外注すると何が変わるでしょうか。外注をすることで「自身には用意できないオリジナルの作品データや素材」を作ってもらうことができます。

例えば、ゲームの背景でどうしても自身のイメージを形にした絵を準備できなかったり、大切なイベントシーンでオリジナルの音楽が欲しかったり。作っていくとそういった場面が多くなってくるのではないでしょうか。そういう時は外注という手段を検討してみるとよいでしょう。

また外注は費用が発生します。「自分は趣味の活動だからお金はいいですよ」という方もいらっしゃいますが、基本的には費用が発生すると考えてください。

そのため全てをオリジナルで制作すると大きな費用がかかります。そういった面も含め検討しましょう。

○ 外注を受けてくれる人・募集してる人ってどんな人なの?

 そもそも外注を募集してる人はどんな人なのでしょうか。

外注を受けてくれる方は基本的にフリーランスの方です。フリーランスとは特定の企業に所属していない個人事業主・個人企業法人です。一人で会社を経営している人、という理解でよいでしょう。

フリーランスの方は様々な人や企業と取引をし制作をされています。企業所属と異なり自身の技術で生計を立てていらっしゃいますので、技術面では非常にレベルの高い方が多いです。

またフリーランスの方は仕事の形態の特性上、一度に複数のプロジェクトを抱えていることが多いです。仕事を依頼した場合でも、同時進行で別の仕事もされている場合があることも知っておくとよいでしょう。

外注を受けているフリーランスの方はSNSや自身のサイトなどで募集をされています。探してみましょう。

現在ビジュアルノベル部で運営メンバーとして活動されている けいまる さんは素材作成など活動をされていますので興味のある方は覗いてみましょう。

○ 外注の手順は

 外注をしてみたい!となった場合どんな手順を踏めばいいのでしょうか。以下に一例を記載します。外注する場合、大まかにわけて『依頼』『見積もり』『振込』『作業』『納品』の5つの手順があります。

1.依頼

 発注する内容をまとめ、依頼しましょう。

2.見積もり

 依頼内容からどれくらいかかるか、外注先の方から見積もりが上がってきます。その条件で問題ないか確認しましょう。

3.振込

 見積もりに応じてお金を振込ましょう。

4.作業

 実作業の期間です。待ちましょう。

5.納品

 完成した物を納品してもらいましょう

上記5つの進め方は外注先によって内容も前後関係も異なっており、フォーマットはありません。例えば見積もりというフェーズがなく、一律料金を提示している方もいらっしゃいます。また振込のタイミングも人によって異なっています。つまり「正しい依頼の流れ」というものは存在しません。まずは『依頼をしたいと考えている旨と依頼の概要』を相手に伝えましょう。その上で相手と話し合い流れの確認を行いましょう。

また、必ず『納品物』と『納品日』を定義しましょう。

納品物の定義について、例えば「背景画像が欲しい」となった場合に「納品物は背景画像です!」では認識違いが発生しやすくよいとは言えません。画像を制作してもらう場合は枚数やサイズ、画像の形式など最終的なデータがどんなものなのかをしっかりと決めておいたほうがよいでしょう。

納品日の定義について、「来週ぐらい」といったあやふやな定義ではなく『X月X日中』など具体的な日付を指定しましょう。

【ここチェック!】

▷修正依頼って出していいの?

 制作してもらったものが少しイメージと違い、修正依頼をしたい場合があるかと思います。そういった場合は修正依頼を受けてくれることが多いですが、修正依頼についてはそもそも可能か否かを依頼時に確認しておきましょう。

また納品時に大きな修正を依頼すると、最初からやり直しになるといったケースもあり注意が必要です。その場合費用が発生することもあり、修正依頼を出さなくていいように作業途中で方向性のチェックを入れるようにしたほうがお互いに良い結果になるかと思います。

 外注について、依頼先によって依頼の方法が異なる点が心理的な壁となっているケースが多いです。

ですが外注を受けていらっしゃる方は依頼方法がわからないという方との取引も経験されている方も多くわからないことを素直に伝えれば理解してくれます。

なので少し勇気を出して依頼をしてみましょう。

次回は最終回 目標の共有をしよう について掲載予定です。


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